2021年4月の鳥っこ (コウノトリ)

あ、あれかな?
(写真をクリックで・・・おすすめしません)
写真はダイサギ。
友人Sから聞いた例の鳥は 『翔くん』 という名で野田市で放鳥されたのだとか。
それを2日に渡って小川原湖を探し回ったけど2日目の昼にはギブ。
朝にその旨をいつも会う野鳥の会のMさんやSさんに報告すると、
お二人は別の個体の情報を得て下北の東通村に向っているとのことでした。
そちらでも発見できずで昼前に合流したんですが、聞けばそれは水辺よりも田んぼの方に居ることが多いと。
てっきり湖の畔に居るものだと思ってそちらばかり探していました。だって田んぼにはまだ水も入ってないし。
で、それから数日経った3月31日の早朝、「コウノトリいました」 とMさんからのLINE。
Mさんたちは4時前くらいから動き出して野鳥見てから仕事に行くというスーパー野鳥の会のお方。
面倒臭がって行ってなかった田んぼに居たと。
そうなんです、探していたのはコウノトリの翔くん!
Mさん、Sさんは福井県で放鳥された心ちゃんを探しに東通村に行ってたのでした。
次の週末まで待てず、エイプリルフールの日に根性で早起きしてMさんから聞いた場所へ。
朝いきなりイタチとご対面。ただ前回の設定のまま撮っちゃったのでピントが外れました。
これが初めて見たコウノトリの翔くん!
さっきまで眠たかったのですが目がパッチリ覚めました。距離が遠いのでトリミングしてます。
やっぱ大きいなぁ。動物園で見るツルとかフラミンゴくらいかな。左に居るのはアオサギです。
コウノトリがいきなりバサッと来たのでアオサギもビックリ。
ドジョウかなにか食べてるのかな?
アオサギが飛んできました。不思議と白いダイサギは居ませんね。
ちょっと拡大気味にしてみました。背中にGPSの発信機が付いてます。
これで位置情報の発信してるんですね。足環の色で個体を判別できるようにもなっています。
コウノトリは元々は日本各地で見られた鳥でしたが、第二次世界大戦前後では食糧不足で捕獲されたり、
田んぼの農薬使用、生息地の木の伐採等々で数が激減。1971年には日本では絶滅しました。
今いるコウノトリはロシアなどから譲り受け繁殖したものです。
現在ではそれらが繁殖して200羽を超える数になったそうです。
1番まともに撮れた写真。寒かったせいなのか太陽が上がってくると超望遠で撮ってると、
顔にピントが来ても足元は陽炎の様なものでボヤけることが多かったです。風がちょっとあれば違ったかも。
遠いせいもありますが、お高い単焦点の望遠レンズの様には撮れませんねぇ。
持ってるカメラだと高感度も弱いから条件が厳しいと差が出てきちゃいます。
なんにしても三沢の直ぐ傍でコウノトリが見れただけでも超ラッキーです♪
なんたって放鳥しているとこに行かないとなかなか見ることが出来ないですからね。
この後、翔くんは夕方まではここに居たそうですが次の日から見えなくなりました。
仕事があったので朝にしか行けませんでしたが、これが週末まで待ってたら見られなかったかもと思うと
本当にラッキーでした。発見して場所まで教えてくれたMさんに感謝です。
野田市のコウノトリの里のHPを見ると、翔くんはここから一気に岩手方面に南下、現在は千葉県にいます。
一方、福井の心ちゃんは北海道の室蘭に渡り、そこから一気に南下して現在は京都です。
こうやっていきなり普段ここら辺で見ることがない野鳥が来たりするから野鳥観察は面白いですよね~。
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