お幸せに

職場のデスクには娘たちの小さい頃の写真が長年飾ってあります。
今では二人とも二十歳を過ぎていますが・・・。
先日、お姉ちゃんから二人で写った幸せそうな写真と共に「入籍しました」とLineが着ました。
お姉ちゃんは正月休みで数日家に居たんですが、彼氏が迎えに来た日に婚姻届も持ってきて、
下手な字で証人の所に住所と氏名を書いたのですが、その時はただ漠然と書いたという感じでした。
一緒に昼食を食べ、いよいよ帰る時に玄関でお姉ちゃんが 「今度会う時は○○じゃないからね」と。
そっか、そうだよね、そういうことだよね。ここで一気に実感が湧いてきました。
いよいよ本当に親の手から離れたんだね。
もう25年も経つのか。早いな。あっという間だったな。
記憶力が悪いので思い出は少々かすれてるけど。
他の家庭とはちょっとだけ違う我が家で、よくぞ真っすぐに育ってくれた。
親としては合格点は貰えない親だったから感謝しかありません。
君が結婚してこの家から離れてしまうのは寂しいのだけれど、
せめて親として、月並みだけど、旦那さんとは仲良く末永くお幸せと言わせてください。
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ハードディスクの中の震災

あれから10年・・・と、テレビやネットニュースでこの時とばかり取り上げられた東日本大震災。
死者、行方不明者は1万8000人余りの未曾有の大災害だったが、自分の中では随分風化してしまった。
自分の住んでいる街は沿岸部では津波による被害が大きかったものの、自宅は軽微な被害のみ。
電気は2日間消えたものの、ガスも水道もいつもの様に使えた。
ガソリンが普通に供給されてからは津波被害の大きな被災地にも行ってみた。
ボランティアもちょっとだけやった。それでも10年たったら心の中で風化した。
14:46に黙祷しようと思っていたのに仕事をしていて10分後に気が付いた。
大津波を目の当たりにした人たちとはかけ離れた現実味、かけ離れた悲しみ、苦しみ。
埃をかぶったハードディスクと過去のブログ記事だけが、その当時を記憶してる。